プラットフォーム 6 分で読む 2026-07-02

MT4とMT5の違い — メタトレーダー4と5、どちらを選ぶ?

MT4(メタトレーダー4)とMT5(メタトレーダー5)は同じMetaQuotes社製ですが、対応銘柄・自動売買言語・処理速度が異なります。違いを表で比較し、MT4がいまも使われる理由とどちらを選ぶべきかを解説します。

要点 — MT4とMT5はどちらもMetaQuotes社製です。MT4(2005年)はFX特化・MQL4・膨大なEAでいまも広く使われ、MT5(2010年)は多資産・MQL5・高速バックテスト・経済指標カレンダー内蔵の最新版です。名前は似ていても、口座もEAも互換性はありません。

なぜ2つのバージョンが共存するのか

MT5はMT4の「後継」ですが、通常のアップデートのようにMT4を置き換えて消し去ることはできませんでした。MT4に蓄積された膨大なEA(自動売買)資産と使い慣れのため、MetaQuotesがMT5を推してもFXトレーダーの多くはMT4に残りました。そのため今でもブローカーが両方を提供する例が一般的です。

要点はこうです — MT4はFXに特化した実績ある旧型、MT5は複数の資産を扱う最新型。両者は別のプログラムで、片方を覚えても口座やEAをそのまま移せません。

主な違いの比較

項目MT4(メタトレーダー4)MT5(メタトレーダー5)
リリース2005年2010年
主な資産FX中心FX・指数・商品・株式など
自動売買言語MQL4MQL5
時間足9種類21種類
内蔵指標約30種類約38種類
経済指標カレンダーなし(外部)内蔵
板情報(DOM)限定的あり
バックテストシングルスレッドマルチスレッド(高速)
口座方式両建てネッティング・両建て
EAエコシステム膨大(成熟)成長中

MT4がいまも支持される理由

  • EA資産 — 20年近く蓄積されたMQL4のEA・指標が圧倒的に多く、「すでに使っているEAがMT4用」なら乗り換える理由が薄いです。
  • FX特化で軽量 — 通貨ペア中心ならMT4のシンプルさがむしろ快適です。
  • 使い慣れ — 長年のユーザーには学習コストがほぼゼロで、変える動機が乏しいです。

MT5に進む方が良い場合

  • 多資産 — FXだけでなく指数・商品・株式まで1つのプラットフォームで扱うならMT5。
  • 今から新しく始める — MetaQuotesはMT5に注力し、新規ブローカーライセンスもMT5寄りです。ゼロから学ぶなら、MT5の方が将来性があります。
  • 高速バックテスト・カレンダー — 戦略検証と経済指標への対応を1画面で。

互換性がないという点

最もよくある誤解が「MT4からMT5へそのままアップグレード」です。できません。

  • MT4の口座でMT5にログインは不可(ブローカーが別口座を発行)。
  • MT4用**EA(MQL4)**はMT5(MQL5)でそのまま動きません(書き直しが必要)。
  • チャート設定・カスタム指標も引き継げません。

バージョンを選ぶ前に、実際に損益を左右するのはバージョンよりブローカーの約定・コスト自分の取引ルールです。レバレッジのリスクはMT4でもMT5でも同じです。

インストール前にまず感覚をつかむには

MT4もMT5もインストールが必要ですが、取引画面が初めてなら、Webトレーディングターミナルインストール不要にチャート・発注・損切りを先に慣れるのが早道です。実際の価格の上で仮想資金で練習し、どのプラットフォームが合うかはその後で決めても構いません → Webデモを開く

よくある質問

MT4とMT5、どちらが良いですか?

用途が違います。FX中心+既存EAの活用ならMT4、多資産+新規スタートならMT5が一般的です。今から始めるなら最新のMT5が無難です。

MT4はもうすぐ使えなくなりますか?

MetaQuotesはMT5に注力し新規ライセンスもMT5寄りですが、既存のMT4はブローカーが対応する限り使えます。すぐに消えることはありません。

自分のMT4用EAをMT5で使えますか?

そのままでは動きません。MQL4とMQL5は言語が異なり書き直し(移植)が必要です。この点がMT4に残る大きな理由でもあります。

cTraderともまた違いますか?

はい、全く別の会社(Spotware社)のプラットフォームです。MT4とMT5でさえ互換性がなく、cTraderは言語・構造がさらに異なります。→ MT5とcTraderの違い

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